ものづくりの仲間

木地職人・塗職人・デザイナー

木地職人
 
長谷川利之 Toshiyuki Hasegawa
会津塗 伝統工芸士(丸物木地部門)
 

 
1959年 福島生まれ
1982年3月 亜細亜大学法学部卒業
1982年4月 父、長谷川久慈師に師事
1988年 1991年 会津漆器新作総合展示会奨励賞受賞
2002年 伝統工芸士の称号を受ける
2012年 会津若松市技能功労賞 受賞
 
形に特徴のあるRakuzenの器は職人から見れば作りにくい木地でもあります。手間のかかる「楽膳椀」の底部加工を引き受けてくれる唯一の職人さんです。Rakuzenの木地はどの商品も長谷川さんとの二人三脚で開発されてきました。
 
 

塗職人
 
大森 弘 Hiroshi Omori
会津塗 伝統工芸士(板物塗部門)
 

 
1953年、福島県に大森漆器工房2代目大森茂の次男として生まれる。
元航空自衛隊、日産自動車勤務の経歴を持つ。
25歳で家業に就き、今日まで父・兄・息子と共に会津塗りの伝統を守り育てる。
「ぬりどころヒロ」として独立、伝統の技を生かしたオリジナルデザインの酒器や小物入れの制作に意欲を燃やす。
1級技能士職業訓練指導員。2014年福島県技能功労賞(県の名工)受賞
 
伝統技法の「研ぎ出し」で色鮮やかな漆のアクセサリーなどを数多く制作。大森さんのカラフルな作風は漆器のイメージを変えてくれます。手塗りの良さを後世に伝えつつ新しい漆器表現に取り組んでいる職人さんです。
 
□大森弘さんの工房 「ぬりどころヒロ」
 
 
 

塗職人
 
石本 公雄 Kimio Ishimoto
会津塗 伝統工芸士(板物塗部門)
 

 
1928年、福島県会津若松市に丸物木地職人の息子として生まれる。
会津第二高等学校 工業化学科卒業後、郵便局に勤務。
60歳で郵便局を定年退職した後、会津漆器組合の養成所(現・会津漆器技術後継者訓練校)への入所を特例で認められ5年間漆芸を学び独立。
2014年 第49回全国漆器展日本経済新聞社賞受賞
2015年 経済産業局長賞受賞
 
60歳を過ぎてから職人の道を志したという、会津職人の中でも異色の経歴を持つ石本さん。
木地の布着せや拭き漆など、下地師としての仕事を主に手がけていらっしゃいます。RAKUZENでは拭き漆を中心に塗っていただいています。
 
 

塗職人
 
木内 啓樹 Hiroki Kiuchi
漆芸作家
 

 
1974年 神奈川県横須賀市で生まれる
1991年 鎌倉市小田工房にて漆芸を学ぶ
2001年 福島県に移り「工房一心堂」にて作品を制作し始める
2005年 中合福島店にて初の展示会を行う
2017年 果樹園の伐採樹でカラトリー制作を始める
 
斬新な表現に常に挑戦されている木内さんは「デニムなうるし」を手がけてくれています。
果樹のカラトリーは果樹栽培が盛んな福島ならではのアップサイクルな作品。薪として果樹農家から買い受けた伐採材が良質であることに驚き、製作を始められたそうです。
 
□木内啓樹さんの工房 「木彫・漆工房 一心堂」
 
 

デザイナー
 
大竹愛希 Aki Otake
 

 
1979年 福島県福島市生まれ
青山学院大学、桑沢デザイン研究所卒業
2004年からNPO法人シャロームに勤務
2006年 合同会社楽膳設立、楽膳椀販売開始、合同会社楽膳代表社員就任
2014年・2015年「グッドデザイン賞」受賞(楽膳椀、ひまわりプロジェクト)
2016年 Design for all「Good Practice 2015」受賞(フランス)
 
障がいをもつ仲間たちと日々接する現場でデザイン活動に取組んでいます。デザインを通じて地域に貢献することを目標に施設製品のデザイン指導なども行っています。福島県ユニバーサルデザインパートナー。
 
 
 

  

制作に関わる施設のなかま

障がい者施設さんと一緒にものづくり
 
施設のものづくり力を知ってください
Rakuzenの商品はアイディア出しや使いやすさの検討の他に、商品製作の一部を障がいを持つ人たちが担当しています。
普段の生活の中で施設の製品に触れる機会はそう多くありません。彼らは障がいがあっても良いものを作る技術や感性を持っています。障がいがあってもきちんと仕事をして、自分の仕事が評価されて、社会の中でがんばっていくやる気になる。お客様にRakuzenの商品を手にとってもらうことが、彼らの社会参加につながればうれしい。
 
 

We involve people with disabilities in the production of all Rakuzen products. They cooperate with us in a variety of ways, including testing ideas for product development, verifying product usability, and certain parts of the manufacturing process. Your purchase of Rakuzen products not only helps increase the revenue of facilities supporting people with disabilities, but also helps each individual play an important role in society.
 

 


ベーシック憩
「らく皿」のオイルフィニッシュ作業と「こ皿」の木地制作は「ベーシック憩」木工班の仲間たちが担当しています。
ベーシック憩は木工班の他に手作りのお菓子を作る「お菓子班」、PC作業を行う「PC班」などがあります。利用者さんの個性・適正に合わせた幅広い作業班をもつ施設です。
 
 
ベーシック憩(就労継続支援B型)
〒960-8141 福島県福島市渡利字鳥谷下67-1
Tel 024-529-6901
Fax 024-529-6902
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ふぁみりかんあすなろ
「ともはし」に付属の無地箸袋、別売り箸袋の縫製を手がけるのは福島県郡山市の施設「ふぁみりかんあすなろ」さん。
利用者さんが織った「さをり織り」生地でオリジナルの布小物を制作するなど、高品質な布製品を作る施設です。
 
ふぁみりかんあすなろ(就労継続支援B型)
〒963-0201 福島県郡山市大槻町字東竹ヶ原1-17光88ビル1F
Tel・Fax  024-961-0284
ウェブサイトはこちら

 
 

なのはなの家
「ともはし」に付属の無地箸袋、別売り箸袋の縫製をしてくださる施設さん。
主に聴覚に障がいを持つ方々が通所されており、布製品・織物・ニット小物・革製品・一貫張り・紙漉き製品などのほか、焼菓子の製造もされています。丁寧に作られた作品たちは福島市のコープマートいずみ店内「スペース・ラブリ」等で常設販売されています。
なのはなの家(就労継続支援 B 型)
〒960-8003 福島県福島市森合字台4番地
TEL 024-573-9398
FAX 024-573-9433
ウェブサイトはこちら


まちなか夢工房
RAKUZEN ウェブサイトのコーディング作業・更新作業は福島県福島市の施設「まちなか夢工房」さんにお願いしています。 2003 年から続く人気のパン屋さんで、障がいを持つ仲間はパンの製造・販売を行う「ベーカリー班」と PC やネットを活用した販促活動や T シャツプリンター・3D プリンターを扱う「販売促進班」に分かれて仕事をされています。
 
まちなか夢工房(就労継続支援 B 型)
〒960-8035 福島県福島市本町 5-31 ヨツヤビル 1 階
TEL 024-524-2230
FAX 024-525-8285
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